或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々

  英語喉とジャズと小説をこよなく愛し、映画・アニメ・漫画・R&B・70年代ロック・Suchmosなどに眼がない或る物書きが綴る

発刊ホヤホヤ『喉の旅 中』〜英語喉メソッドの夜明け前〜の冒頭章二項目を無料公開!

 

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『喉の旅 中』英語喉メソッドの夜明け前 Kindle版発刊記念キャンペーン

発刊されたばかりの筆者MASAの英語喉小説『喉の旅 中』を、一人でも多くの人に読んでもらうためのキャンペーンとして、冒頭の『緞帳』の章の最初と二番目の項目『学振』ならびに『実証』を一般公開することにする。

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喉の旅 中

英語喉メソッドの夜明け前

 

MASA

監修 上川一秋

 

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目次

 

緞帳

    学振

    実証

    反響

    幼馴染み

    モニター

    燦秀社

地動説

    鹿野崎教授

    四拍子のワルツ

    鹿野崎レポート

    個人レッスン

    モード奏法

    ミーティング前夜

未萌

    暴風雨の洗礼

    初ミーティング

    レッスン

    目から鱗

    街角にて

    未だ萌さざるもの

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       緞帳 

 
 
学振
 

「Kaz, you wanna have some tea?(カズ、お茶でも飲む?)」

「Sure.... Thanks Jeana... Actually, some hot chocolate, please...(うん、ありがとうジーナ・・・温かいココアを頼む・・・)」

 

この三週間余り、上川は帰宅後夕食を済ませるとラップトップ・コンピューターに向かい、ジーナと共に明らかにした英語発音についての考察記事を書く事に精を出していた。

 

2005年の2月も下旬に入ると、晴れた日にはヴァージニアとメリーランドを分かち流れるポトマック川流域の木々を洗う風に、春の息吹が感じられた。

 

アーリントンのアパートメントの修復工事が予定より少しだけ早く、来週には終わりそうだと先日、上川は大家さんから聞いた。

 

この仮住まいから戻る直前には荷造り等色々と忙しくなることが予想されるので、なんとかこの週末迄にこの作業を完成させたいと考えていた。

 

上川はジーナと知り合う少し前から現在に至るまでのこの5年間、日本の学生や若手研究者そして留学志望者に向け、彼らにとって役に立つと思える情報を個人サイトで発信してきた。

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彼自身も日本学術振興会特別研究員、通称「学振」と呼ばれる制度の恩恵を受けた。学術振興並びに若手研究者の養成、支援等を目的とする制度だ。

 

その学振に志願する人達に向けてのアドバイスを主眼に上川が5年前に始めたサイトこそが「が苦心がんばれ」だ。続ける内に、徐々に言及するカテゴリーも広がっていくことになる。

 

彼の学生時代、留学並びに社会人になってからのシカゴ大学院そしてアメリカでの就業経験からくる説得力のある、有益な情報だと言えるだろう。彼が有する経験と情報をありったけ盛り込んだ。

 

留学や研究は当然苦労を伴うものである。上川は苦労そのものを否定するのではなく、彼等に無駄に苦労をして欲しくなかっただけだ。

 

とりわけ海外での就学、研究となると、日本とアメリカでの様々な価値観の相違がマイナスの影響を与えることが往々にしてある。

 

しかし、正しい事情の把握、真実の情報を知ることによって、留学生、研究生が望ましい道を切り開ける可能性が生まれると上川は信じていた。

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同じ苦労をするなら、無為な苦労よりも形になる苦労が好ましいと思うのは決して彼だけではないだろう。

 

そんな思いを胸にこの五年間、情報を発信してきた。

 

学振の応募に関するノウハウや研究計画、学術的プレゼンテーション、小論文の書き方、留学について、大学院に進む時の注意点、博士号面接の心得等々、全てが彼の実践経験を通して得た内容の濃いエッセンスなので、非常に説得力があった。

 

しかし全ては彼の口発音時代の経験だ。

 

上川は思う。この情報群はそれなりに意味があるだろう。しかし、もし仮に・・・「喉とシラブルの秘密」を知っていて留学をしていたら結果はまた違っていただろう・・・間違いなくプラスのベクトルで。

 

自分の過ぎ去った過去などもう構わない、しかしこれから海外で学ぼう、研究しよう、働こうと希望する人たちにはこの「秘密」は「秘密兵器」にきっとなる。この長年せっせと充実させてきたサイトにとって、この英語の革新的な方法論を注ぎ込むことが画竜点睛になるかも知れない。

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そう彼が考えるのも妥当だと思わせるぐらい、見事にジーナが発見した喉とシラブルの方法論自体は首尾一貫し、まとまっていた。

 

実生活上での実践と体験を通して、昨年秋から年末年始にかけて上川の頭の中でかなり整理されたのだ。

 

以前、透明人間時代との決別を実感した時に決意したことを、いよいよ実行に移すのだ。

 

そう考えると湧き上がる静かなる深い歓びに、キーボードを叩く指が軽やかなリズムを刻む上川であった。

 

ケーブルテレビのニュース番組の音声だけを聞きながら作業をしている彼に、アメリカ合衆国商務省国勢調査局による世界の推計人口が65億人を突破したとのトピックが聞こえてきた。

 

胸中で上川の思索が始まった。

 

65億か・・・この中で口発音文化は極めて少数派だろな・・・やはり異色だろう。喉発音はいわば動物の発声法に近く、人間にとって自然な発声法なんだ。

 

様々な歴史的、地理的要因で日本民族は口発音の文化になった・・・それ自体は何も恥ずべきことはない。

 

むしろ相手との社会的関係やその場の状況などの要素を配慮し、それらと絡む何がしかの必然性があって音を切りながら話す傾向になったんだろう、日本語は。

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それ自体は文明度が高いと言えよう。ツービート言語を否定する理由など全くない。しかし、だ。

 

海外の人達と交流し、理解し合い、つまらぬ誤解を生まず、共存するには、ほぼ世界の共通言語とも言える英語が大事であり、その英語を話す時は英語らしく、つまり喉発音とスリービートで喋れるということには大きい意味があるはずだ。

 

 

ジーナがホットココアを、上川の傍らにそっと置いた。

 

美味しい・・・・それと、やっぱり頭を使うと甘いものが欲しくなるからなぁ・・・

などと考えながら、ジーナとの作業は進む。

 

ネイティブ発音の秘密・・・喉発音とシラブルに関して、ジーナがこれまで解明したことを、もちろん英語で一つひとつ説明する。それらを上川は出来るだけ分かりやすく、取っつきやすい語り口を心掛けて、その内容を日本語で書き綴る。

 

ジーナから発信される革新的な内容を上川は、あたかも何種類もの彫刻刀を使い分けるように丹念に、「が苦心がんばれ」に新たな命を吹き込むかのような思いで綴り上げていった。

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実証
 

差出人:tsutom27@hitmail.com

宛先:yamazaki8-07@ork.acn.ne.jp

件名:先日はお疲れ様でした!

2005年3月5日 21:03

 

山崎先輩

 

先日の追い出しコンパ、幹事の大役御苦労様でした。持ち出しになりませんでしたか?(笑)

 

あの後結局、終電逃してしまいまして、僕とタッチンとで中西んちに泊めてもらったんです。

 

ケッサクだったのがね先輩、あいつマンションに住んでるって言ってたけど本当は風呂無しの文化住宅だったんですよ!なにも見栄はらなくてよかったのに。(笑)

 

ところで先輩、中西んちでね、ちょっとした発見があったんです。

 

「が苦心がんばれ」っていうサイト、前に話題に上がってたのを覚えてますか?ほら、河野先輩の知り合いが学振に応募する時にそのサイトの情報とかアドバイスが役に立ったって話あったでしょ?

 

そのサイト、中西のお気に入りなんですって。それでね、三人でそのサイト見てたらね、中西もまだ見たことない項目が登場してましてね、「英語がんばれ」というカテゴリーで。

 

それを見てたらね、凄いことが書いてあるんですよ!

 

喉発音ってのとスリービートっていう聞いたこともない発音の練習方法なんです。

 

タッチンは最初バカにしてたんですけど僕と中西がちょっと試してたんです。

 

そしたら何が起こったと思います?

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初めは二人の声がだんだんガイジンみたいになっていったんです。

 

もっと凄いのがね、英語の聴き取りにも役立つってことなんで、中西の持ってる英会話教材の音声をかけて聞いてみたんです。

 

そしたらね、ビックリしたんですが・・・

 

僕は先輩も知ってるとおり英語の聴き取りが大の苦手じゃないですか。それなのにね、7割がた聞こえるんですよ!7割がたですよ!

 

勿論そんなに難しいやつじゃないですがね。中西は何回も聞いてる教材だから内容覚えてて条件は違うんですが、それでも今まで聞こえなかった音が聞こえるって中西もえらく興奮してました。

 

それで、タッチンも慌ててやり出したらね、あいつも外人声ぽくなりましたよ。聴き取りはあまり前と変わらないようでしたけどね。

 

その後三日間、僕は一人で発音練習しました。そしてね、昨日濱田と坂上先輩と三人で神田の古本屋に行った時にね、客で外人、多分アメリカ人だと思うんですが店主さんに色々質問してて、でも全然言ってることが伝わらないようで困ってたんです。

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でね、坂上先輩は英検一級じゃないですか。だから先輩手助けに入ったんですよ。でもね、相手も坂上先輩の話しかける英語が分からない、先輩も外人がなんて言ってるか分からない。

 

僕はですね、それを横で聞いてて分かったんですよ!その外人は「元禄文化の資料を探してる」ってことが!

 

それで、めちゃくちゃな言い方だったかも知れないけど思いつく単語を総動員して・・・外人に話しかけて確認したんですよ。思い切って喉発音で!(笑)

 

そしたら外人は目を見開き、そうだそのとおりっ!て感じのリアクションだったんで、店主さんにそう言ったら一応それらがある場所に外人を連れて行ったんですが、もう外人大喜びで!

でね、外人嬉しそうに僕に握手してきて、アメリカに何年住んでた?みたいな事を聞いてくるんですよ、真顔で。

 

まだ海外行ったことないって答えたらさらに目を丸くして、自分は一週間日本に滞在してるがまともな発音の英語を初めて聞いた、みたいなことを言ってくれたんです。

 

先輩、この話信じてくれます?これマジの話なんですよ! 

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それでね、山崎先輩今度アメリカ行くじゃないですか?そんでもって英語もっと出来るようになんなきゃってこのあいだ、先輩真剣に言ってたでしょう?

 

だから、先輩も「が苦心がんばれ」の「英語がんばれ」をチェックしてちょっとトライされたらどうかと思ってるんです。

 

h●●●.es●●●.us/uekaz/index.htmlです。ぜひ騙された(笑)と思って一度見てください。また感想聞かせて下さいね。

 

あ、それと一昨日、買いましたよ!クラプトンの「ACOUSTIC WALTZ 完全版」!!!

しかも9,800円の2DVDスタンダードバージョンではなく4CD+2DVDの特別限定バージョン22,800円にしました!

 

実は当初はスタンダードでいいやと思ってたんですが、ナベちゃんの情報では4CDは既発のステレオ&モノと同じ内容ではあるけれど、今回のはニューマスターを使ってる上にデジタルリマスタリングをかけての再登場ってことで・・・

 

やっぱり既発盤を持ってても諦めらんないクラプトンファンの鑑に徹した僕でした(苦笑)

 

でもね、店員さんが言ってましたけど、沢山仕入れしてたのに物凄い売れ行きだったみたいで、僕がバイトはねてショップに言ったのは閉店ギリギリだったんですが発売初日で残り僅かになってました。

 

今度一緒に楽しみましょう。そん時お酒持ちこみよろしくです(笑)

それでは先輩、バイト掛け持ちもほどほどにしてご自愛のほどを!

 

池田 勉

 

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差出人: yamazaki8-07@ork.acn.ne.jp

宛先: tsutom27@hitmail.com

件名: Re: 先日はお疲れ様でした!

2005年3月6日 23:28

 

勉、お疲れ様。

 

お陰様で持ち出しにはならずに済んだぜ!

 

それと、見た見た!「が苦心がんばれ」!今日コージがさっきまで来てたんだけどさ、一緒に練習してた。凄いなあれは!!声が変わるな。深くなる。

 

二人ともお互い外人ぽいなって言いあってたんだぜ。聴き取りもやってみた。うん、確かに違う。なんと言うか今まで耳に入ってこなかった音がどんどん入ってくる。

 

低い音?深い音かな。ごろごろっていう。あれはいいと思う。しばらく練習続けてみる。いいものを教えてくれたな、ありがとう!

 

次の金曜日、夜空いてる?何もなかったらEC見せてくれ! アンプラグド完全版よりによっておまえが買うとは・・・リッチだね~伊達に競馬場通ってないな、はは!

酒は持って行くからさ。トリスでいいか?(笑)

 

山崎 隆之

 

 

(以下『反響』に続く)