誰も教えてくれない「英語ネイティブスピーカーが普段によく使う言い回し」を、筆者MASAの100人を超えるネイティブとの交流経験を元にセレクトして紹介するシリーズの第6回目だ。
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生きた英語頻出言い回し6: definitely
これは本当に良く聞く言葉で、ネイティブと会話していても、あるいはラジオを聞いていても必ずと言って良いほど聞く言葉だ。
「間違いなく」「確かに」とか「きっと」とかの意味で、副詞として文の中で意見や応答に確信を持ってる時に使うと、より強調できる。
この言葉は実にスペル間違いの多い言葉でもある。ネイティブ、ノンネイティブを問わず下記のように誤記されることが多い。実際、筆者も何度も目にしている。
definately・・・✖
definitely ・・・〇
おそらくネイティブの発音が「デフナリ―」のように聴こえることからの間違いだと思う。
では、次の項目で実際の発音に関して、英語喉的に説明しよう。
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definitely の読み方 英語喉的解説
シラブル(音節)分割は以下の通りだ。
def/fin/nit/liey
2番目のシラブルの「i」は喉の最も深いところで響かせる、ネイティブ発音記号の「i」もしくは「u」である。アンダーラインは喉の深い方の「ゲップエリア」つまり、ゲップをするときに使われるエリアだ。
ちなみに英語喉では、喉の上部はあくびをするときに使われる「アクビエリア」と呼ばれる。
この「i」もしくは「u」は多くの場合置き換えが可能である。
before などの「e」部分はネイティブによってどちらの言い方も聴いたことがある。
スペル的には「i」を使って「ビフォア」的な聴こえ方が気温かも知れないが、筆者の感じ方としては「バフォア」的に聴こえる場合の「u」を使う王が多い気がする。検証した訳ではないので悪しからず。
3番目のシラブルの「i」も同様に「i」もしくは「u」だ。
この2つは結構ネイティブ発音のキーポイントでもあり、筆者は勝手に「深堀り母音」(喉を深く掘る感じで発音するから)と名付けて参考音声も掲載したコラムを書いているので、参考になれば幸いである。
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3番目と4番目のシラブルのつなぎ目は要注意だ。
nit/liey
Tの前半とLの後半が連続しているので、Tの方は上顎裏に舌を着けたTカタチになるがそのままLの後半を頭にLIE(リー)となるのでT音は響かない。
しかしTを読まないのでは決してない。鳴っていないからと言ってこれをはき違えてTを読まずにいきなりLにつなげる人がいるが、それはネイティブが聴いたら nil/liey と聴こえて違う言葉になってしまう。
響かないが一瞬のTの部分の間があってLが鳴るので、ちゃんとTのライフサイクルの前半を聴いているのである。
4番目のLYをLIEYと表記したのは、スペルには母音が書かれていないが実際は「IE」(イー)でよく表現される母音が存在するからである。
そしてその母音は喉発音の場合は必ずY音が自然発生する。響きが喉の深部に落ちて響くような感じだ。
ネイティブの言う「mail」や「feel」がメーユとかフィーユという感じで聴こえがちなのは、Lと同時にYが鳴っているからである。
これも先ほど紹介した筆者の「深堀母音」のコラムの音声でも言及している。
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definitely の使用例
この言葉が便利なのは、強い肯定(Yes)や、また強い否定(No)としても使えることだ。
"Did you have a good time?" "Definitely!"
「楽しめた?」「はい、もちろん!」
"Don't you agree to my request?" "Definitely not."
「私の要求は飲めないのですね?」「絶対無理です」
また、Certainlyも同様の使い方ができる。
"God! He's going mad!" "Certainly!"
「わちゃ~!あいつ狂ってる!」 「まったく!」
あと、筆者の経験から、ネイティブたちはAbsolutelyも近いニュアンスで使っていると思う。
それともうひとつ、Exactlyも似ている。
同意のニュアンスが強いのかも知れない。
また、Indeedとかも似てる。「実に・・・」「実際・・・」みたいな。
それぞれ同様の使い方ができても、微妙なニュアンスは違うと思う。
個人的見解として、筆者が感じる「近い日本語のニュアンス」を参考に記しておく。
"Definitely!" 「違いないっ!」
"Certainly!" 「たしかにね!」
"Absolutely" 「絶対そうだな」
"Exactly" 「まったくそのとおり」
"Indeed..." 「まったくね・・・」
以上が「definitely」に関しての、実践から得た生きた情報である。
また次回をお楽しみにして頂きたい。