或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々

  英語喉とジャズと小説をこよなく愛し、映画・アニメ・漫画・R&B・70年代ロック・Suchmosなどに眼がない或る物書きが綴る

ミック・ジャガーと米大物MCに学ぶ英語喉発音&3ビートをGET!

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アメリカの新旧大物MCと言えば、大御所ラリー・キングと脂が乗り切っているジミー・ファロンだろう。2010年、大御所ラリーのトーク番組に当時人気が急上昇中だったジミー・ファロンがゲストで招待された回は、ジミーの魅力が満喫できて、またミック・ジャガーのビデオも流れ、大変面白かった。

 

ミックジャガー画像

https://www.wsj.com/articles/mick-jagger-health-issue-prompts-rolling-stones-to-postpone-tour-11553962491

〜これがアメリカ随一MCの英語&これがロッカーの英語だ〜

 

腕まくりとサスペンダーがトレードマークの眼光鋭い大御所ブロードキャスター、ラリー・キングは、そのクオリティの高い話術で「トークの帝王」と呼ばれていた。

 

彼がホストを務めるトーク番組「ラリー・キング・ライブ」は1回につきひとりのゲストが基本の1時間の生放送番組であり、1985年から2010年まで続いた大人気長寿番組だった。

 

夥しい数の各界の著名人、国内外の大物政治家が出演した。プーチン大統領も出演したほどだ。

 

ジミー・ファロンはある意味ではラリー・キングの後継者とも言えるが、ラリーよりも人を笑わせることに長けている。ウケるために生まれてきたような、そのためのマルチな才気と実力を持つタレントである。

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肩書きもテレビ司会者、コメディアン、歌手、ミュージシャン、俳優、脚本家、プロデューサーなど多才さが伺える。

 

2019年現在は「ラリー・キング・ライブ」を踏襲しつつも、エンターテインメント要素をより濃くしたNBCの人気トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」のホストを務めている。

      

さて、そのジミー・ファロンが2010年、「ラリーキング・ライブ」が幕を閉じる半年ほど前に、ゲストとして登場した。YouTubeで全編を通して見ることができるが、これがまた、どこを切っても面白過ぎる・・・。

 
残念ながら字幕は(英語も日本語も)付いていないが・・・話がわからなくても楽しめる。楽しみながら英語に親しめるのでお勧めしたい。 

 

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番組中で、ミック・ジャガーがジミーによるミックの物真似についてコメントするビデオと、それにかぶせるジミーによるミックの物真似が、腹がよじれるほどおかしい部分をディクテーション(聴き取って文字に起こすこと)してみた。

 

これを今回、スリービート理解のために取り上げたい。スリービートとは「英語喉」メソッドの2つの要素のひとつで、もうひとつは「喉発音」だ。

 

スリービートを最も凝縮して言うと、英語のシラブル(音節)は「子音+母音+子音」の3つの音(3ビート)から構成されるというメカニズムだ。

 

日本語は「子音+母音」で、ネイティブが聞くと「タカタカタカ」という風に聞こえる。一方、英語はボォンボォンと弾む感じでシラブルに丸みがある。母音が2つの子音が挟まれていて、むき出しになっていないからだろう。

 

スリービートがわかると聴き取りが向上するだけでなく、英語という言語が本来持つリズムも理解しやすくなる。スリービートに関しては、下記コラムが参考になると思う。 

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「喉発音」は、英語は日本語のような口発音ではなく、喉を響かせる方法だということだ。2つの要素が体得できれば、面白いように英語が聴き取れる。

 

そうなってくると知らない単語、わからない言い回しも自分で調べることができ、もはや教材を用意しなくても、あらゆるリアルな英語情報が教材となる。英語の勉強が苦痛ではなく、本当に楽しくなる。

  

英語喉の2つの要素を体得すれば、ネイティブが話していることもやすやすと聴き取れて、自分の発話もネイティブにどんどん通じるようになる。自分たちの文化を理解し共有できる相手だと、ネイティブが認識するのである。口発音では無理なのだ。

 

英語喉の詳しい内容はCD付 英語喉 50のメソッドに全貌が書かれてある。中でもシラブルについては、聴き取りに焦点を当てた機関銃英語が聴き取れる!も出版されており、副教材として最適だ。

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それでは本題に戻って、「ラリー・キング・ライブ」ジミー・ファロンの回の参考部分の書き下し文だ。

27:20~28:20

earlier this year, we had Mick Jagger on the show. and of all the topics to cover, we discussed you. watch.

(ここから番組中のビデオでミック・ジャガーとラリーの対談)

Jimmy Fallon.(笑)

explain it to a logical person.

Jagger: well, what do you mean with, what, well, do you....

he does you, right?

oh, he does me. lots of people do me. Jimmy does, Jimmy does his version of me, which is nothing like me. but umm, Jimmy does a funny version of me.

(ビデオ終了)

you do Jagger? you do Ja...

(ここからファロンのスイッチが入って、ミック・ジャガーをデフォルメした物真似を披露しラリーを抱腹絶倒させる)

i do like, i do like, i do like that's a fake version of Mick. i mean, the real version of Mick is like yelling and clap.... random clap out of nowhere. yeah. and pointing at you and mad at you. hey. what are you doing sitting over there, right? i'm over here, yeah. that's what we do, do a rooster like it's get on. that's the Mick Jagger we want. that's not Mick Jagger. that's Mick Jagger on sedatives. yeah. he is like, he is just going.... that's not me. i don't do that. i don't talk like that at all.

 

では、赤字部分を使って、スリービートの解説をしよう。

27:20  earlier this year, we had Mick Jagger on the show

シラブル分割は・・・

earl/lier/this/year/wey/had/Mick/Jag/ger/ron/thes/show 

 

ラリーがこの2つのセンテンスを、まるで1文のように発話している。リズムの参考に「無理やり」カタカナで表現して見ると・・・

 

アーリァディスィヤァウィハドミックジャーガロンザショゥ

 

といった感じだ。ひとつひとつのシラブルを大事に読んでつなげれば、それらしくなるだろう。

 

we hadの部分のweの後、すなわち「イー」のには、喉発音でやると必ず深いY音が発生するので、Yがシラブルの蓋をしてwey/hadとなるのである。

 

jag/ger/ron/thes/show のところでは on の前のR、the の後のSをそれぞれ借りてきて、母音をくるんでスリービートを形成しているのがわかる。ただし、難しいことではなく、喉でやれば無意識で喋っていても勝手に隣の子音が引っ付いてくる。

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27:36  lots of people do me

シラブル分割は・・・

lots/tsof/peoy/pl(e)/dom/mey

 

ミックの喋りはほとんどが三連符に乗っかってる感じだ。誤解をさけるためにいうと、その三連符すべてがひとつのシラブルという訳ではない。

 

この例文で言えば、lots が三連のうちの2つで tsof が最後のひとつに当たる。ここで大事なことは最初とふたつめの2つの音符自体が、さらに三連府のように弾んでいるのである。

 

lとoとtsでの三連府になっている。ローーツォブのようなリズムだ。少々難しいかも知れないが。

 

peopleのeoはweと同じでY音が発生する。また、単語の最後のeは読まない。

 

dom/meyは三連府の最初とふたつめを使ってdomと読み、最後のひとつがmeyに当たる。Y音が最後に自然に着くのは、前述のweと同じだ。

 

先の lots of と同じく、これも最初とふたつめの2つの音符がさらに三連府のようになっている。dとoとmでの三連符になっているのだ。 

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実際に音楽でも三連府の中にさらに小分けされた三連府が入っている「三連符の入れ子構造」は決して珍しくはないが、普段の喋りでそうなるとは、さすがミック・ジャガーだと惚れ惚れする。

 

27:43  Jimmy does a funny version of me

シラブル文分割は・・・

Jim/my/doez/zaf/fun/ny/ver/sion/nof/mey

最後の version of me は三連符がふたつ(versionとof me)連なり、それぞれが最初と二番目でさらなる三連になっているパターンだ。

ヴァーージョノーーブミー

これを早く読む感じだ。ここの最後のmeにおいても、前述のと同じく

27:51  I do like that's a fake version of Mick.

シラブル分割

id/dol/like/thats/tsaf/fak(e)/ver/sion/nof/mick.

ジミーがミックを真似て、同様の三連符の入れ子構造のフレーズをアドリブで喋っている。彼もミュージシャンだからこその芸当だ。


28:09  that's the Mick Jagger we want. that's not Mick Jagger

thats/the/Mick/Jag/ger/wew/want/thats/not/mick/jag/ger

ふたつのセンテンスを、完全にひとつとして読み切っている。あくまでもシラブルをきちんと読んでこのようにつなげると、かなりネイティブの感覚に近づくだろう。 

 

なお、喉発音上で起こる音声現象はすべて「CD付 英語喉 50のメソッド」で説明されている。

 

 

以上、番組の動画からスリービートが理解しやすい箇所を取り上げてみたが、それ以外の部分も非常に面白いので、英語に慣れるためと思って楽しむのも一興ではないだろうか。