或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々

  英語喉とジャズと小説をこよなく愛し、映画・アニメ・漫画・R&B・70年代ロック・Suchmosなどに眼がない或る物書きが綴る

年俸4億円のNBAルーキー八村塁の英語こそ喉発音でネイティブ同然

 

ルーキーにして年俸4億円・・・規格外のこの青年は、開幕スタメンさえ実現するかも知れない。本年(2019年)6月20日、ニューヨークはブルックリンのバークレイズ・センターにおいて開催されたNBAドラフトにおいて、八村塁はワシントン・ウィザーズに1巡目で指名された。その場に居合わせた日本人が皆、総立ちになって歓声を上げた。

 

八村画像

https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019071002000303.html

~高3から始めた英会話がもはやネイティブ同然の八村塁~

 

八村塁選手は日本人として初めて1巡目(9位)で指名されるという快挙を成し遂げたのだ。NBAドラフトで日本人が指名を受けたのは、1981年の岡山恭崇選手以来二人目で、岡山はゴールデンステート・ウォリアーズから8巡目(10位)の指名だった。

 

余談だが、岡山選手の場合は主力選手を失いたくない住友金属が移籍に難色を示す上に、岡山本人もオリンピック出場を希望していた(当時はNBA選手のオリンピック出場は禁止されていた)ゆえに交渉は進捗せず、プレイする日は来なかった。

 

ともあれ、八村塁は前途洋々たるスタートを切った。無論、快挙の裏側を、血の滲むというような表現では追いつかない、極限の努力が裏打ちしていることは間違いない。

 

そしてそれは、バスケットボールに関してだけではないのだ。

 

そう、言葉の壁である。そもそもアメリカの大学に進もうという時点で、SATという巨大な壁が立ちはだかっているのだから。

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SATは、アメリカ国外からの留学生向けのテストというわけではない。受けるものの国籍に関わらず、アメリカ国内の大学に進学を希望する者の合否の基準になるテストであり、アメリカ国外から受けるものも、米国内の高校生と全く同じ条件で受けるすべてが英語でおこなわれるテストなのだ。

 

Critical Reading(読解)、Writing(文法とエッセイ)、Math(数学)の3教科の成績を総合して評価され、そのスコアによって進学できる大学が決まるのである。アメリカ国内では年7回、アメリカ国外では基本的に年6回開催され、繰り返し受験することが可能だ。

 

彼はバスケットだけでなく、SATにも心血を注いだのだ。それだけでは終わらない。いざゴンザガ大学に入学し、晴れてアメリカでバスケットをプレイし始めた塁の眼前には、より現実的な言語の壁が高く聳え立っていた。

 

チームでプレイするスポーツであるのに、チームメイトやコーチの言うことがわからない・・・自分の意志が伝わらない・・・

 

呻吟し苦悩した日々を数えるのすらおぞましい、深刻な問題だったはずだと容易に想像できる。

 

しかし彼は勝った。映画やドラマ、音楽とりわけ大好きなラップミュージックさえも教材にして英語に馴染み、いまやほぼネイティブと間違われても仕方ないほどのレベルに達している。

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彼の努力が凄まじかったのははっきりしている。英語喉的には、その上で根本的な、決定的な要素を彼自身が持っていたのだと解釈できる。

 

それはどこかの段階で、周りのネイティブの喉発音につられて、彼自身が喉発音になったということだ。

 

現在の彼の英語は、完全なる喉発音だ。だから、少々文法的なミスが混ざろうが、問題なくネイティブに通じている。

 

動画を見れば口の動きが少ないのが、はっきりと分かる。喉で響かせれば、口の動きなど最小限でいけるのだ、ネイティブと同様に。

 

本人にはその自覚はないかも知れないが、どこかの段階で口発音から響かせる位置が下がっていったはずだ。喉元で響かせるようになり、間違いなくそれに呼応して、ネイティブの言葉が聴こえやすくなり始める。

 

それと同時に彼の意志も伝わりやすくなったはずだ。相手が聴きやすいからである。

 

ネイティブの発話が聴こえると、知らない単語や言い回しでも、調べたり訊いたりして覚えていける。そうやってネイティブが日常に使う語彙が、どんどん自分の中で内在化し、現在はほとんどネイティブ並みの英語力に近づいているというのが真相だと考えられる。

 

実際は英語喉にはもうひとつのスリービートの要素も必要だが、喉発音ができれば自然とスリービートになるので、ましてやラップ好きの彼であり、周りのネイティブの発話のリズムを日々聴いていたら、知らなくてもそうなっているのである。

 

スリービートに関しては以下のコラムを参照願いたい。

 

 

それでは彼の、ネイティブと見紛う英語を視聴してみよう。

 

 


インタビュー動画をディクテーション(聴き取って文字起こしすること)をしたので、その一部を参考に載せておこう。

書き下し文 

※ 文字の色分けは

向かって左の男性

八村塁

向かって右の男性

 

ビデオの0:10〜3:33

look who's joining us right now. Rui Hatchimura joined us.

i saw a members of the Japanese media before the game.

they traveled all the way to see you (oh yeah? i don't know that) and i told them i said i hope for your sake that Rui has a good game.

Rui you're 9 for 9 with 23 points.

umm, was it fun? it's got to be fun when you're playing a game like this. 

yeah, you know like we had bad, bad two games before and we have, umm, we kind of like we have to bounce back you know and yeah, I think we did a good job defensively and you know offensively, yeah.

have you ever been a part of a team that's hit fifteen shots in arow.

have  you ever seen anything like this?

huh what was that like have you did it feel like a hula hoop out there?

trying to shoot into a hula hoop how big that basket was.

 yeah I think we have we do like a remain the good decision like, you know shoosing like, you know like, we didn't shoot bad, bad like pass plays in stuff to like yeah that, that made it like (picking your spots) yeah yeah.

so you know Rui, you talked about having a cup of bad games, Tennessee, Carolina.

i suspect there was a lot about, talked about the defense (yeah) UT Arlington tonight really dominating two defensive end, what was the message from the coaches after those two games defensible?

you know you just say like, defensibly and rebound we didn't good job like a couple of, like these two games so like, we kind of like focus on those part and I think we do a good job. that's why... you know, after the offence coming through. (right)

(インタビューはこの後もまだ続く)

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どうだろう、彼の喉の響きが伝わっただろうか。このことは何度も書いているが、本人が喉発音をしない限り、他社の喉の響きを認識しにくいのだ。耳に情報として入っていても、雑音として処理・・・いわばスキャンされてしまうのだ。

 

余談だが、彼のように周りをネイティブで囲まれる状況には、普通はなかなかなれない。その中でネイティブに通じる発話を目指すのであれば、英語喉でやるのが最善策であると強調しておこう。

 

英語喉メソッドは英語ネイティブがやるやり方そのものをやろうというアプローチだからだ。「英語喉50のメソッド」ではあらゆる英語ネイティブの音声現象が説明されている。

 

断言するが、このメソッドでちゃんとやれば、日本人でもネイティブと同じ発音ができるのである。

 

 

スリービートにフォーカスした副読本「機関銃英語が聴き取れる」も解りやすいので好評である。

 

 

 

興味がある人はこのブログの6つのカテゴリーのなかのひとつ、ABOUT EIGONODOには様々なアプローチで、英語喉のことを書いている。


ぜひとも参考にして頂ければ幸いだ。

また、もうすぐ発刊予定のKindle本である筆者の小説「喉の旅」では、英語喉著者カズさんこと上川一秋氏と奥さんのジーナさんが英語喉を発見して、メソッドとして確立し、世に出すまでを描いた物語だ。

 

 

小説ではあるが、「読む英語喉ガイド」の機能も備えている。小説を楽しみながら英語喉の本質を理解できるように工夫してあるので、こちらもぜひ参考にして頂きたい。