或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々

  英語喉とジャズと小説をこよなく愛し、映画・アニメ・漫画・R&B・70年代ロック・Suchmosなどに眼がない或る物書きが綴る

バック・トゥ・ザ・フューチャーで英語の3ビートを体得!by英語喉

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筆者も大好きな、偉大なる20世紀屈指の大冒険ムービー「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、大変多くの人に愛されている映画だと思う。映画の持つ素敵なパワーをすべて詰め込んだような名作だ。その名画の名場面を題材に、英語の3ビートを体得しよう。 

 

BTF同窓会画像

https://www.excite.co.jp/news/article/Crankin_4216610/

〜英語の3ビート理解は発話の基本であり、聴き取りのコツになる〜


1985年の1作目のロードショーを、大画面で観た時のあの大興奮は未だに忘れられない。本当に面白い映画だった。

 

主演のマイケル・J・フォックスはその後、1991年、まだ29歳のときに若年性パーキンソン病と診断された。彼は病と闘いながらパーキンソン病研究のためのマイケル・J・フォックス財団を立ち上げた。

 

パーキンソン病治癒のための研究の支援や資金調達の活動を、58歳の現在もおこなっている。

 

時折り元気そうな画像がネットで観られるが、年齢相応の渋さもあるけれど、長い闘病を感じさせないどころか、青春の光を宿しているような眼の輝きを観ると、逆にこちらが励まされてしまう。

 

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の新作制作の噂が以前流れた時は、それは小躍りした。実際のところは具体性が薄い話のようなので、残念だった。ロバート・ゼメキス監督が、続編制作を全面否定しているので、実現はしなさそうであるが、実は密かに流れが変わって作られることを願っている。 

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さて、今回はマイケル・J・フォックスの出世作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の名場面を使って、スリービートを体感&体得しよう。

 

スリービートとは「英語喉」メソッドの2大要素の片方で、もう片方は「喉発音」である。スリービート理論をもっともシンプルに言うと、英語のひとつひとつのシラブル(音節)が基本的に「子音+母音+子音」の3つの音(3ビート)からなるということだ。

 

日本語は「子音+母音」が基本だ。ネイティブが聞くと「タカタカタカ」という風に聞こえて面白いそうだ。筆者のネイティブ友人の多くがそう言っていた。

 

英語はボォンボォンとひとつひとつのシラブルに丸みがある感じだ。母音を2つの子音がサンドイッチしているからだろう。もしくは子音がフタをするとも言える。 

 

スリービートが理解できると、英語が聴き取りやすくなり、また発話するときのリズムの法則性のようなものかが自ずとわかってくる。

 

スリービートに関しては筆者の、発表した週のはてなブログ瞬間ランキングTOPを勝ち取った、現時点までにもつとも激しくバズった実績のある下記コラムが参考になると思う。

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英語喉のもうひとつの要素「喉発音」に関して言えるのは、本人に喉発音の経験がないと、ネイティブの喉の響きを認識できないということだ。つまり「自分の中に存在しない響き」なので、雑音として処理してしまうのだろう。脳にスキャンされるのだ。

 

しかしひとたび自分が喉発音を経験すると、「自分の中に存在する響き」なので、ネイティブの英語がそれ以前と違う聴こえ方になる。

 

「喉発音」と「スリービート」のどちらかだけの理解でも、そこそこ聴き取りは向上するが、2つが揃えば面白いように英語が聴き取れるようになる。聴こえるとわからないことも自分で調べられるし、何より楽しい。他言語という感じがどんどん消え去ってゆく。

 

ネイティブが話していることがやすやすと聴き取れて、自分の発話もネイティブにどんどん通じるようになる。

 

英語喉の詳しい内容についてはCD付 英語喉 50のメソッドすべて書かれている

特にシラブルについては、聴き取りにフォーカスした機関銃英語が聴き取れる!-リスニングの鍵はシラブルとビート副読本として役に立つ。 

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今回、題材として取り上げるのは、マーティの母親ロレーンが、自分の未来の息子とはつゆ知らずに、車の中でマーティにキスをせがむ非常に面白い場面だ。どうなる?と思わせておいて、誰もが納得するオチがついている。

  

 

ディクテーション(聴き取って文字に起こすこと)をした書き下し文は以下の通りだ。

赤字の部分をシラブルの理解に使用する。

 

you mind if we park for a while?

that's a geat idea. i'd love to park.

huh.

Marty, i'm almost 18 years old. it's not like i've never parked before?

what?

Marty, you seem so nervous. is something wrong?

no, no.....no

Loraine, Loraine, what are you doing?

i swiped it from the old lady's liquor cabinet.

yeah well... you shouldn't drink.

why not?

because you might regret it later in life.

don't be such a square. everybody who's anybody drink.

Jesus, you smoke, too?

Marty, you're beginning to sound just like my mother.

 

We're going to take a little break but we'll be back in a while so uh, don't nobody go nowhere.

 

Marty, why are you so nervous?

Loraine, have you ever, uh, been in a situation where you knewyou had to act a certain way but when you got there, you didn't know if you could go through with it?

oh, you mean how you're supposed to act on a first date.

ah well, sort of.

what i think i know exactly what you mean.

you do?

you know what i do in those situations?

what?

i don't worry.

 

this is all wrong. i don't, i don't know what it is. but when i kiss you, it's like kissing my brother. i guess that doesn't make any sense, does it?

well, you mean, it makes perfect sense.

 

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では抜粋して、シラブルと3ビートを解説するので、ぜひ体得してみよう。

 0:14 you mind if we

冒頭からいかにも英語らしいスリービートが感じられるフレーズだ。

シラブル分割はこうだ。

youm/mind/dif/we(y)

 

語感としては「ユーマインドイフウィ」ではなく「ユーマィンディフィー」という感じのリズムで、ただしシラブルの子音+母音+子音をきちんと発音して、軽快にボォンボォンボォンボォンと言おう。

また、if が母音から始まるので、その前の子音であるD音を半分借りて dif となる。

mindでD音の前半、dif のシラブルはD音の後半から始まる。

さらに、we のようにI音で終わる単語の末尾にはY音が生じてフタをする。喉発音だと自然とそうなる。

0:22 I'm almost 18 years old 

このパッセージのすべてのシラブルを繋げて、1つの長い単語のように一気に言ってしまおう。シラブル分割はこうなる。

i'm/mal/most/teight/teen/years/sold

most/teight の部分は、eightが母音から始まる単語なので、隣接しているmostのTを半分借りてくるのだ。mostはTの前半まで、teight でTの後半から始まる。

years/sold も同じ要領で、old は隣のSの後半を借りるのだ。書くとややこしそうだが、喉発音では勝手にそうなるのだ。自然に子音がひっついてくる。

 

ちなみに違う子音が隣接する場合も同じ理屈で半々になる。

たとえば postman なら、post/man という分割になるが、T音は前半だけ発音し、man の最初の m  はM音の後半から始める。

 

i'm/mal/most/teight/teen/years/sold を日本人的に英語にすると・・・

「アイムオールモーストエイティーンイヤーズオールド」

だが、ネイティブの言い方を無理やりカタカナで表現すると、音は違うがリズムは以下の通りだ。

「アイモールモーステイティーニヤーゾールド」

なので、かなりシラブルの数の違いがある。このようなリズムで、なおかつシラブルごとの固まりひとつひとつを丁寧に発音するのだ。そうすればネイティブの言い方と同じになってくる。

0:48 you shouldn't drink

これは日本語的英語とネイティブ英語の違いがわかりやすいフレーズだ。

シラブル分割は・・・

yoush/shouldn't/drink

なんとたった3シラブルなのだ。sh も ldn't もou を挟み込む子音の連続なのだ。ともあれこのパッセージは、ボォンボォンボォン、の3拍で終わりだ。

日本人的には「ユー・シュ・ドゥン・ト・ド・リン・ク」という7音節に捉えがちだが、その半分以下のシラブル数しかないのだ。この3つのシラブルをほぼ均等の速さで軽快に読んでみよう。

 

1:26  don't nobody go nowhere

これぞアメリカのネイティブ英語という感じの、ノリがよいパッセージだ。また黒人のバンザス・マービンの渋くて艶のある喉声がイカしている。シラブル分割は以下の通り。

don't/nob/body/gon/now/where ※最後のeは音にしない。

日本人的英語で「ドントノーバディ、ゴーノーウェア」と言うのではなく・・・

リズム的には「ドンノゥバーディゴゥノゥウェイア」であり、最後の「ア」で表しているのは、実際にはアではなくR音だ。アッぽく聴こえても、子音なのである。

それと「ウェア」ではなく「ウェィア」だ。FIREの母音部分と同じだ。

there や care も同様で、そのように正しく発音すると、ぐっとネイティブっぽくなる。

 2:38 i don't know what it is

このシーンのクライマックス部分だ。シラブル分割はこうだ。

id/don't/know/what/tit/tis

日本人的英語なら「アイドントノウホワットイットイズ」だがここは・・・

「アイドンノゥワディディーズ」のような語感であり、リズムも語感もまったく違ってくる。

don't/know の部分の don't のT音に関しては、T音の前半だけで後半はN音の後半に変わるので、このT音は聴こえてこない。言わないのではなく、構造上音がミュートされる感じになるTだ。

また、what/tit/tis は it も is も前のT音の後半とひっつくが、このようにTが母音で挟まれる場合には「スモールd」と英語喉で呼ぶ現象が起こる。はっきりしたT音は鳴らず、なにかDのようなLのような音になってしまう現象だ。

 

以上、短いシーンではあるが、シラブルの捉え方の参考になるフレーズが色々埋まっている。ともあれ、英語を楽しみながら、英語の勘を養うのはとてもよい方法だ。

 

マイケル・J・フォックスの健康と長寿を祈りつつ、このコラムを閉じることにする。

 

 

 

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