或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々

  英語喉とジャズと小説をこよなく愛し、映画・アニメ・漫画・R&B・70年代ロック・Suchmosなどに眼がない或る物書きが綴る

「ショーシャンクの空に」におけるMフリーマンの諦観と希望から学ぶ英語

 

1994年のアメリカ映画「ショーシャンクの空に」はスティーブン・キングの中編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」を映画化したものだ。オスカー受賞こそ逃したが7部門にノミネートされ、世界的なヒットムービーとなった。日本でもこの映画のファンは多いようだ。

 

~名優モーガン・フリーマンの英語をディクテーション~

 

 

筆者はキングの原作を映画化される10年前に読み、これぞ小説だと感銘したものだった。そして映画化されたものも、素晴らしい出来栄えであったことは論を待たない。壮大で爽快で感動する冒険譚として仕上がっていた。 

 

余談だが、小説の原題 "Rita Hayworth and Shawshank Redemption"(邦題:刑務所のリタ・ヘイワース)はとても素敵なタイトルの付け方であり、映画版も当初は原題通りを想定していたのに、直前で変わったらしい。

 

リタ・ヘイワースとは1940年代のアメリカで、セックスシンボルとして名を馳せた女優だ。その女優リタ・ヘイワースの伝記映画と誤解されかねないという声が多く、やむなくタイトルを変えたらしいので、それは仕方のないことだ。

 

なぜリタ・ヘイワースの名が出てくるかと言えば・・・

 

主人公アンディの親友、モーガン・フリーマン演ずるところのレッドは、刑務所の外からどんなものでも調達できる人脈を持ち、刑務所の中で商売をしているという設定だった。

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アンディと親しくなったレッドは、ある日彼から「等身大のリタ・ヘイワースのポスター」を手に入れることはできないかと頼まれる。そんなのお安い御用だと、レッドはアンディにリタヘイワースの大きなポスターを取り寄せてあげた。  

 

そこからが、どうして「刑務所のリタ・ヘイワース」が素敵なタイトルかということにつながる展開になるのだが、映画を観ていない人や小説を読んでいない人に対してネタばれになるので、これ以上は書けない。

  

さて、映画本編中の名シーンのひとつが助演、というより主演を食うほどの素晴らしい演技を見せてくれた名優モーガン・フリーマンの終盤の、仮釈放のための面接シーンだ。渋くて味わいある場面だった。

 

以前、その場面を切り取ったYouTube動画を見つけたのでディクテーション(聴き取って書く下すこと)をしてみた。

 

www.youtube.com

 
ともかく聴き取ったままを書いてみたのが以下の通りだ。

 

please sit down.

now let's boyd redding. your file says you served fourty years of a life sentence. you feel you've been rehabilitated?


rehabilitated?

well now let me see ummmm... you know i don't have any idea what that means.

well it means you're ready to rejoin society....


i know what you think it means, sorry. to me, it's just a made-up word a polotician's word, sorry.

young fellas like yourself can wear a suit and a tie... and have a job. what do you really want to know? am i sorry for what i did?

 

well, are you?

it's not a day goes by i don't feel regret. and not because i'm in here or because you think i should.

 

i look back on the way i was then...  a young, stupid kid commited a terrible crime.  i want to talk to him. i want to try to talk sense to him, tell him the way things are.

 

but i can't. that kid's long gone, this old man is all that's left, and i've got to live with that. rehabilitated? it's a bullshit word.

 

so you go on and stamp that form, sonny, and stop wasting my time. because i tell you truth... i don't give a shit.

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モーガン・フリーマンの英語も、英語喉的に言う「スリービート」がわかりやすいリズミカルな発話だ。

 

スリービート理論は極めてシンプルに言うと、ネイティブの発音はすべて・・・

 

子音+母音+子音 

 

常にこのパターンで、一つの母音を両側の子音がサンドイッチにして三つの音でワンセット、ワンシラブルを形成しているということだ。

 

音楽の面から補足すると、ひとつのオタマジャクシ=音符は一つのシラブルに対応している。これはビートルズの曲などを例にとると非常に分かりやすい。なぜなら、特に初期はワンシラブルの単語ばかりで歌詞が作られているからだ。

 

ともあれ、詳しくは上川一秋&ジーナ・ジョージ共著「英語喉 50のメソッド」や「機関銃英語が聴き取れる」のどちらでも、詳細な説明がなされている。

 

このブログの以下のコラムでも、スリービートの概略を伝えている。

~最多ブックマークの人気コラム~

 

尚、現在Kindle出版準備中の拙著「小説 喉の旅」の中でもストーリーの中で分かりやすい説明を試みている。

 

音声学や発音記号を理解していても、その人が喉で響かせない限り、どこまで行っても本当にネイティブの英語のような発音にはならない。

 

逆に言えば「喉発音」「スリービート」の二要素を抑えればもう9割がた英語喉をマスターしたようなものなのだ。ネイティブにがんがん通じる発話ができる。

 

さて、モーガン・フリーマンによる、映画のエンディング部分のナレーション(モノローグ)が大変味わい深いので、実は自分の発音練習用にファイル化したものがある。

 

audioboo.fm

 

そのモノローグをディクテーションして書き下した一文、美しい散文詩のようなその一節を以て、このコラムを締めくくることにする。

 

i find I'm so excited I can barely sit still or hold a thought in my head.

i think it's the excitement only a free man can feel. 

a free man at the start of a long journey, whose conclusion is uncertain.

 

i hope I can make it across the border. 

i hope to see my friend and shake his hand. 

i hope the pacific is as blue as it has been in my dreams.

 

i hope.....