或る物書きの英語喉と小説まみれのジャズな日々

  英語喉とジャズと小説をこよなく愛し、映画・アニメ・漫画・R&B・70年代ロック・Suchmosなどに眼がない或る物書きが綴る

卓越した小説は希望のシャワーだ

小説は様々な人生を追体験できて、迷える人の灯りとなり、苦しむ人への癒しとなり、何かに向かって戦う人への希望となる。小説をこよなく愛する筆者が、個人の主観全開で「ネタバレ無し」に留意して、作品の魅力を語るカテゴリーだ。

英語喉小説『喉の旅 下』予告編第2弾!好評につき追加【エンタメ】

先だって紹介した筆者の英語喉小説『喉の旅 下』の予告編が、予想以上に評判がよかったので、第二弾を掲載することにした。 キンドル・ダイレクト・パブリッシングの規定で、宣伝のための全体の10%以内の無料公開は全く問題はない。

英語喉小説『喉の旅 下』完成間近!終盤の一部を「予告編」として紹介【英語系エンタメ】

筆者の英語喉小説『喉の旅 下』の完成が近づいてきた。予定では10月には発刊と考えていたが、ビートルズ関係の書き物がウケていたのでそちらの執筆に注力しており、短期間で5冊も出したので『喉の旅』の執筆が止まっていたが、先日から仕上げにかかった。

ポールを黙らせたビートルズ・アビイロードのジョージの名曲ヒア・カムズ・ザ・サン

ジョージはエリックのアコースティック・ギターを借りて、カポタストを7フレットにセットした。それを見てエリックはちょっと驚いた顔をした。「そんなハイポジションにカポタストをつけるのかい?」「聴けばわかるさ」ジョージはウインクしながらそう返す…

ビートルズ「アビイ・ロード」最後の曲ハー・マジェスティで際立つポールの茶目っ気

アルバム『アビイ・ロード』の最後の曲『ハー・マジェスティ』は「女王陛下」を茶化した内容だ。なにせ女王陛下は可愛い素敵な娘だと歌い、いつかものにしてやるなどと歌うのだから日本では考えられないことだ。いくらユーモアとウィットを愛する国でも、さ…

決定版ビートルズ名曲誕生秘話集『Read The Beatles』Kindle版を発刊しました!

革命的音楽集団「ビートルズ」の、永遠不滅の名曲誕生にまつわる興味深い秘話を綴った筆者のKindle書籍が発刊された。 マニアなら周知のエピソードから、謎のまま語り継がれているエピソードまで、そんなエピソードのいくつかを入手できる限りの情報を基に、…

思春期の少年に小説の醍醐味を叩き込んだ『シャーロック・ホームズの冒険』

中学校一年の夏休みに、少年は生まれて初めて文庫本というものを買った。 近所に住む友達と、隣町にある市民プールに行った帰りのことだ。プールで遊んだ後の特有のさっぱりした余韻をまといながら、友達と国道沿いの歩道を歩いていると、小さい書店をみつけ…

発刊ホヤホヤ『喉の旅 中』〜英語喉メソッドの夜明け前〜の冒頭章二項目を無料公開!

『喉の旅 中』英語喉メソッドの夜明け前 Kindle版発刊記念キャンペーン 発刊されたばかりの筆者MASAの英語喉小説『喉の旅 中』を、一人でも多くの人に読んでもらうためのキャンペーンとして、冒頭の『緞帳』の章の最初と二番目の項目『学振』ならびに『実証…

喉の旅 中: 英語喉メソッドの夜明け前 (或る物書きのジャズな文庫) Kindle版発刊!

筆者MASAの英語喉小説『喉の旅 中: 英語喉メソッドの夜明け前 (或る物書きのジャズな文庫) 』が発刊になった。 展開がダイナミックになり、読み物としても楽しめるうえに、「英語喉副教材」としても、さらに深く掘り下げているのできっと役に立つと思う。 Sp…

『ジェントリー・ウィープス』ビートルズ&クラプトン伝説のコラボを描いたオリジナル小説

ビートルズの曲の中で『サムシング』と並んでジョージ・ハリスンの名曲に挙げられるのが『ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス』であることは衆目の一致するところだろう。 また、ジョージによる楽曲自体も素晴らしいが、エリック・クラプトン…

『愛こそはすべて』ビートルズ世界同時中継ライブ秘話を描いたブログ小説

ビートルズの全世界に衛星同時生中継された『All You Need IS Love』のレコーディングセッションは、今や伝説と化している。この一件に関して、色々な人が様々な証言をしている。その中で矛盾するものも多数存在する。この短編小説は、筆者が知り得た情報を…

英語喉小説『 喉の旅』は英語喉著者上川一秋氏の「ブレない」言動の賜物

小説『喉の旅』を執筆する中で、折に触れてカズさんこと上川一秋さんの過去のブログを、何度もなんども確認のため読み返したものだ。 そんなわけで、カズさんが過去に書かれた(筆者が英語喉を始める前の話も勿論含めて)、ほとんどすべてのエントリーの内容…

『ショーシャンクの空に』S.キング原作小説でこそ真に感動する結末

「そりゃ、ダントツで『刑務所のリタ・ヘイワース』やで!」 電話の向こうで友人Mがさほど悩まず、むしろ即答をしたのはいわゆる当時流行っていた定番の質問とも言える『無人島に一冊だけ持っていくとしたら?』を筆者に問われた時だ。 心が踊り目の前の課題…

一編一編のエッセイに純文学の煌めきを湛えた『なんといふ空』最相葉月

この一書は『絶対音感』でノンフィクションに新しい風を吹き込み、『青いバラ』では遺伝子組み換え技術に対し、緻密な取材によって綿々と連なった歴史や価値観の消失への警鐘を高らかと鳴らした最相葉月の、初期のエッセイ集である。タイトルに配した種田山…

『陪審法廷』 人が人を裁く重さを人生の元手を注ぎ込み描く傑作小説

5年ほど前に、この楡周平の読み応えある小説「陪審法廷」を読み終わった時、胸の奥からこみ上げる熱いものをこらえ切れなかった。そして思った。もし自分が将来において、「裁判員」に選任されるようなことがあれば、その時はもう一度この一書を深く読み返…

『いねむり先生』夏目雅子の死を乗り越えゆく夫、伊集院静の蘇生の物語

或る物書きのジャズな本棚: My Favorite Novels ネタバレなき醍醐味紹介 (或る物書きのジャズな文庫) Sponsored Link Advertising // 作家伊集院静の再生の物語 急性骨髄性白血病により27歳で若くして逝った妻、女優・夏目雅子は伊集院静にとって宝珠であ…

声は命、言葉は人、それが彼らの遺した物 『人質の朗読会』小川洋子

声は命、言葉は人、それが彼らの遺した物 小川洋子の透明感のある作品世界には、ある種の中毒性があるかも知れない。現実的ではあるのに、どこか幻想的な香りと何か憂鬱で気怠い趣きが漂い、だからこそ妙にリアリティに包まれたりする・・・・不思議な作風に…

スパイ小説の概念を覆し新境地を拓いた名作『ジョーカー・ゲーム』柳広司

Sponsored Link Advertising // 知の巨人・佐藤優がインテリジェンス・ミステリーと命名 『ジョーカー・ゲーム』は柳広司による、日本ならではのオリジナリティ溢れるスパイ小説だ。いや、「知の巨人」と言われる、元外務省主任分析官である作家の佐藤優によ…

史上初の英語喉学習Kindle小説『喉の旅 上』冒頭部分を無料公開

先月に発刊した筆者MASAの英語喉学習小説『喉の旅 上』はお陰様で部数が伸びており、すでに百人を悠に超える方に読んで頂いている。 本稿ではひとりでも多くの方に興味を持ってもらうために、冒頭部分である『木中の花』の章の『透明人間』の項目をまるごと…

昭和の魅惑スタアを凄まじき筆力で描いた『RURIKO』林真理子

或る物書きのジャズな本棚: My Favorite Novels ネタバレなき醍醐味紹介 (或る物書きのジャズな文庫) Sponsored Link Advertising // 物語の冒頭、満州新京の「満映」スタジオにて理事長甘粕正彦が、官僚浅井源二郎に真剣に何事か頼んでいる。それは浅井の娘…

「永遠の0」お騒がせ百田尚樹が真摯に太平洋戦争に向き合った大傑作

先日も「二度目」の引退宣言をした、良くも悪くもお騒がせ作家と言える百田尚樹だが、作品のクオリティは極めて高い。この、50代で小説家になった放送作家は非常にユニークで、日本一売れる小説家と讃えられる一方では、暴言、失言で度々ちまたの顰蹙を買…

「日本沈没 第二部」小松左京の巨大ベストセラー33星霜を超えて完結

小松左京・谷甲州共著による「日本沈没 第二部」は、超分厚い本でしかもページが二段組みだ。二度目だが、文句なしに面白かった。「日本沈没」発表から33年越しで完成したいわくつきの作品だ。数名の、小松左京を慕う作家たちで組まれたプロジェクトとして制…

夢枕獏 「神々の山嶺」前人未到なる極限の挑戦を描く傑作冒険小説

熱く骨太な物語を書かせたら日本でも指折りの、夢枕獏の渾身の長編小説「神々の山嶺」(以下「神々」)は、数十年に一度出るか否かの傑作冒険小説だと言っても過言ではない。読まずに死ぬのは勿体無いと思える本のひとつである。 ~「神々の山嶺」は数十年に…

「レディ・ジョーカー」髙村薫が描き切る現代社会の光と闇と人間群像

髙村薫の「レディ・ジョーカー」は何度読んでも、やっぱり凄い。とにかく面白くて引き込まれ、圧倒される。一体何度読んだだろうか?筋が分かっていても肌が粟立つ小説など、なかなかお目にかかれない。高村ファンの筆者が最高傑作はどれか問われれば、迷わ…

「今夜、すべてのバーで」 中島らもの感性が結実した比類なき名作小説

素晴らしい小説を読んで、落涙もしくは号泣した経験を持つ諸兄も多いことと思う。「今夜、すべてのバーで」もそんな小説のひとつだ。もし心が乾いているなら、潤せる一書と言えよう。 〜落涙はβエンドルフィンで精神浄化。泣きたい時に読む本〜 あの今は亡き…

青春小説と呼ぶには余りに密度濃く熱量多大な稀有なる名作ジャズ文学

2年前(2017年)に鬼籍に入ったアメリカの大御所ジャズコラムニストであるナット・ヘントフが1964年に著した、ジャズをテーマにした青春小説が「ジャズ・カントリー」だ。半世紀を経てもなお、ジャズの真髄を描く名著として、いささかも色褪せてい…